車を高く売却!現役のトップ営業マンがコツを教えます!

某買取チェーン全国営業成績1位獲得した営業マンによる車買取りについてのつぶやき

書類が揃わないと減額されるって本当?

書類の重要性

 

車を売却する時、営業マンから必要書類を揃えてもらうようお願いされます。この必要書類と言うのが、車売却にとってはとても重要です。

車の代金は、車の引き渡しと書類の提出、両方が終わってからの入金となります。車を渡すだけでは入金はされないんですね。

車は、所有者の書類無しでは名義変更出来ませんので、書類を渡して初めて売却が完了となります。逆に、車は引き渡したけど、1カ月、2カ月と書類が提出出来なかったら、売却が完了しませんので、代金の入金もされない事となります。

なぜ、書類が揃わないと代金が入金されないのか?買取店は車を買い取った後、自社で売るか転売するかして現金化し、利益を出します。車を転売するには名義変更が必要です。

例えば質屋で高級バックを売った場合、バックは名義変更の手続きが不要ですので、書類なしでもすぐにその場で現金がもらえますね。ところが、車の場合は陸運局という名義変更等を行う場所に、所有者の書類と新所有者の書類を持参して名義変更する必要があります。その時に必要になるのが、旧所有者の書類です。

売却したお客様の必要書類が揃わない限り、名義変更は出来ないので、車の転売も出来ません。転売が出来ない状態で車の代金を支払ってしまうと、最悪その書類をお客様が揃えてくれないと、車は永遠に転売出来ないままの状態となってしまいます。ただ、車がこちらにあるというだけで、所有者は永遠にお客様という状態ですね。

よって、買い取った買取店が車を転売できるためには、お客様が転売に必要な書類を揃える必要があり、書類が揃わなければ、買った側も怖くて代金を支払えないという事になります。

書類が揃わないと減額も

 

買取店と契約すると、車と書類の引き渡し日が設定されます。その日にちまでに車を引き渡せば「〇〇万円」お支払いしますという契約内容です。

この引き渡し期限日というのが、我々買う側からするととても重要になってきます。何故でしょう?

中古車というのは日々、価格が変動しています。基本的に中古車ですので上がる事はなく、時間経過と共に相場は右下がりで下がっていきます。買取契約の時、買取店はお客様の車が〇月〇日までに引き渡せるという事で、その時期ならば〇〇万円でOKでしょうと判断して買取契約を行います。

ところが、その期日を過ぎてしまうと、予想した金額よりもどんどん下がっていってしまいます。下がったのは誰のせい?となると、契約内容を守ってくれなかったお客様の非になりますので、契約書の引き渡し日を過ぎてしまうと、被ってしまう損害が発生しますので、その分、減額せざる負えなくなります。

ここが良く理解いただけないお客様も多くいるのですが、買い取る側にとってはとても重要なんですね。中古の家を2,000万で買ったとして、相手の都合で引き渡し日が1年先になってしまったら、同じ2,000万を出せますかね・・・?中古の家ですので、この1年で相場が下がった分、1年で傷んだ分は安くしてもらわないとおかしいですよね。それと同じです。

書類が揃わないのも同様です。書類が揃わない限り、買い取った側は転売する事が出来ません。多くの買取店はオートオークションで車を売却して差益を得ています。在庫する車も当然ありますが、1店舗で毎月100台買ったとして、全部在庫してたらお店があふれてしまいますので、多くの車は右から左へオークションで転売していきます。

オークションへ出品した場合、書類が揃っていないと、当然買った会社も名義変更が出来ませんので商品化出来ません。車だけが届いても、名義変更に必要な書類がなければ何も出来ないのです。よって、オークションで売った車で書類が揃ってない場合、ペナルティーが万単位で発生します。つまり、お客様から買い取った車の書類が揃ってない場合は、怖くてオークションにも出せないのです。出せないまま日にちだけが経過していくと、ひたすら相場が下がり続け、1日ごと、1週間ごとに万単位の損失が出てしまう事になります。

よって、契約書の引き渡し日に書類が揃わないと、買い取った側は損失が発生してしまいますので、やむなく減額の話になります。書類はとても大切ですので、車を売却した際は、最優先で書類を揃える事をお勧めいたします。