車を高く売却!現役のトップ営業マンがコツを教えます!

某買取チェーン全国営業成績1位獲得した営業マンによる車買取りについてのつぶやき

コロナでの中古車相場の下落

コロナと中古車相場

 

中古車買い取り市場において、コロナの影響はどうなのでしょう?これから車を売却される方にとっては、気になるところですね。

2020年春、コロナウイルスが蔓延し始め、政府による緊急事態宣言が発令されました。コロナウイルスは2月から3月にかけて急激に蔓延速度を早めましたが、3月頃までは中古車市場での影響はさほどありませんでした。

コロナで相場ダウン

 

ところが、4月に入ってから急激に相場がダウンしました。相場と言うのはオートオークションでの相場です。買取店はオートオークションでの取引相場を基準に買取金額を算出しますので、相場がダウンすれば買取金額自体もダウンする事となります。

4月でどのぐらい相場が落ちたのでしょう?正確な統計数字までは分かりませんが、おおよそ2割程度落ちたと言われています。ただし車種によってはさほど影響のなかった車種もあれば、大きく値を落とした車種もあります。

影響を受けた輸出向けの車種

 

では、どのような車種が影響を受けたのでしょう?主に、海外輸出向けの車種と言われています。オートオークションでは、多くの海外バイヤーが買い付けに来ています。国内の中古市場で取引きされる金額よりも、海外バイヤーが付ける金額が高いものを、一般的に「輸出向け車両」と言われ「輸出相場」と言ったりします。

日本国内では0円、5万円程度しか付かない車も、海外では10万、20万と値が付く事があります。これらは当然、外国人のバイヤーが買っていくのですが、コロナの影響で多くの外国人バイヤーが祖国へ帰ってしまったり、祖国での需要が減ってしまった影響で、値段が一気に下がってしまいました。

例えば、10万キロ、20万キロ走っているハリアーとか、ハイエースとか、日本ではもう中古車店に並ばないような走行距離の車でも、海外では普通に売られています。これらは平常時は10万、20万でオークションで落札されていたものが、コロナでそれらを買ってくれる外国人バイヤーがいなくなってしまったせいで、全く金額が入らなくなってしまいました。

こういった車は、3月までは買取市場でも10万、20万で買い取っていましたが、4月以降は0円、5万円まで下がってしまったというのが事実です。

高額車輌

 

また、高額車輌も大きく影響を受けました。例えば200万、300万で取引されていた高年式の高額車輌は、おおむね10%から20%以上下がりました。そう、例えば私も3月に200万で買取した車が、本来ならそれ以上で売れる予定が、3月に相場が下がったせいで、150万とかになってしまいました。

これらの影響もあり、4月以降の買取相場は一気に下落していきました。買取金額を決める際も、2月、3月のコロナ前の相場はあてにせず、相場が落ちた4月以降の相場が基準になっていきました。

その後

 

しかし、6月、7月ごろから徐々に相場が戻り始めています。外国人バイヤーも積極的にオークションの競りに参加するようになったのでしょう。が、今後のコロナ第二派、三派が来ると、また同じような事が起こるかもしれませんね。

車を売るタイミングもとても大切です。

ご拝読、有難うございました。