事故車?修復歴車?
査定の時、通常ほぼ聞かれるのが「事故した事はありますか?」の一言です。車の査定金額に大きく影響するのが「修復歴」と呼ばれるものです。
高年式、新しい車で200万、300万、400万クラスの車ですと、修復歴があるか?ないか?で金額が数十万と変わってきます。とても大きなポイントです。
査定時に、5点、4.5点、4点、3.5点・・・と車の点数を付ける話は以前しましたが、修復歴があるだけで、点数は「R点」となってしまい、どんなに内装が綺麗でも、どんなに外装が傷1つなく綺麗でも、「R点」となったら、その車は「R点」つまり事故車としての評価になります。
そして、査定時に見る、オートオークション相場でも「R点」の車の相場が基準になります。
事故車とは?修復歴車とは?
「事故車」という言葉は、車業界の人でなくても、なんとなく聞いたことがあったり、何となく分かるかもしれませんが、「修復歴ありの車とは何が違うか?」については、お客様と日々お話する感じでは、まだまだ知っている人は少ないです。
業界的には「修復歴」が「あり」か「なし」かが大きなポイントであり、査定する人が見るポイントです。
お客様が誤認識しているのは「事故車」=「事故した事がある車」という事です。実は事故した事があるだけでは、「修復歴あり」の車にはなりません。ドアを交換していても、フェンダー交換していても、修復歴ありには必ずしもならない事も多くあります。
- 修復歴あり ・・・ 車の骨格部位に何らかの損傷や修正、交換歴等があるもの。
詳しくは、色々なサイトで解説されていると思いますので省きます。あくまで車を高く売るための知識のご案内にします。
そして、修復歴がある車を一般的に「事故車」と言っています。
整理しますと、、、
- 修復歴あり ・・・ 査定において「R点」大きく査定ダウン
- 事故車 ・・・ 修復歴ありの車の総称
- 事故した事がある車 ・・・ 必ずしも修復歴あり「R点」とは限らない
こんな感じです。
修復歴が「あり」か「なし」かの判断
もしも、貴方の車が事故した事があった場合、修復歴が「あり」なのか「なし」なのかは、なかなか自分では判断出来ません。しかし、修復歴が「あり」か「なし」かで、査定金額は大きく変わってきます。
そして、ほとんどの会社では「事故した事がありますか?」を聞いてきますので、ここで「嘘」を付くのはトラブルを招きますのでお勧め出来ません。
「事故した事があります。」「後ろからおかま掘られました」など、素直に伝える事をお勧めします。が、例えば貴方の車が2オーナーだった場合、前のオーナーが事故した可能性もあります。貴方が事故していなくても修復歴ありの可能性もあります。
その場合、「私は」を付け加えて、「私は事故した事がありません」と伝えておきましょう。
ご拝読、有難うございました。