車を高く売却!現役のトップ営業マンがコツを教えます!

某買取チェーン全国営業成績1位獲得した営業マンによる車買取りについてのつぶやき

事故車の見落とし

事故の見落としはある?

「あります」
査定士といえど、事故車見落としはあるんですね。
特に大手査定会社の場合、十分に教育が行き届いてなかったり、新卒や中途入社の人など、まだ十分に車を正確に査定出来ない査定士もたくさんいます。査定する上で、特に査定士の免許も必要ありません。

また、本当に綺麗に直されていたりすると、気づかないケースもあります。あとは、査定時間は限られているため、その時間内で見れる範囲も限られてしまいます。

見落とす理由

例えばジャッキアップして下回りから詳しく見たりなども出来ませんし、レクサスや外車など、車種によってはボンネットを開けてもほとんどカバーで囲われていて、じゃーそれを査定の中で全部はずして細かく見るのか?というと、現実的にそこまで細かく見れないです。そんな時間ないんです。査定士は多いと1日5件、6件回る事もあるので、査定にそんなに時間をかけていられないんですね。

そこで、ボンネットやバンパー、左右フェンダーなどを良く見て、再塗装してなくて交換もしてなければOK、と査定する事もあります。実際に大きな事故であれば、通常そのような部品は交換や、再塗装されているので、そこが一つの判断基準になります。

しかし、新車並みに綺麗に板金塗装されていたり、例えば雨の日の査定だったり、夜暗くなってからの査定だった場合、そこは見落とししてしまう可能性も出てきます。

会社によっては「膜厚計」と呼ばれる機械を使っています。膜厚計とは、ドアやボンネットなど、塗装の厚さを測る機械です。再塗装していたり、板金してパテなどで直してあると、この機械を使うと一瞬で修理箇所が分かります

査定士はその修理箇所から、ここを板金しているという事は、ここをぶつけて、その影響で中の骨格部位が損傷、修正されていないか?と追っかけて見ていき、修復歴を発見していきます。

事故を見落とした車両はどうなる?

多くは買い取った車はオートオークションの競りに出しますが、無事故車であれば「100万円」の車が、修復歴ありで「70万円」「80万円」になってしまう事になります。多くの会社では、営業は「粗利」成績で歩合が決まりますので、事故を見落とした分は営業マン自身に跳ね返ってきます。

事故歴を偽る人

お客様は高く売れれば良いですが、査定士側は自分の給与がかかってますので真剣です。ですので、事故した事があるなどの申告は、正直に言わないと後でもめる事になります。

とはいえ、実際にすっとぼけて嘘つくお客さんは沢山います。新車で買って事故なしって申告してるのに、どう見てもここ交換してるし、色も塗り替えててパテ跡も良く分かる、なんてことはあります。

そして、お客さんに「ここ交換してますけど覚えてませんか?」なんて聞くと、想い出したように話人もいれば、まー本当にご年配で忘れてしまってた人もいれば、あからさまに不機嫌になる人もいます。

まー、そんな人の車は高く買う気はしないので、やすーく査定金額をお伝えする営業マンが多いですけどね。極論で言えば、お金を出すのはこちら側なので、そういう時は安く言って帰ります。

結局はお客さんが損する事になりますので、正直にされる事をお勧めします。

ご拝読、有難うございました。