ペット毛と査定額
最近では犬、猫、ペットを飼っている方も増えていますね。売却の事を考えて車には乗せない方もたまにいらっしゃいます。または、車に乗せる時は必ずゲージに入れる方など。さて、車売却時のペット毛、ペット臭の影響はどうなんでしょう？
結論から言いますと、結構マイナスになります。原因は２つ、ペット毛、そしてペット臭です。我々は毎日何台も車を査定していますので、車に乗れば匂いはすぐに気付きます。また、ペット毛もすぐに分かります。
ペット毛については、表面上を綺麗にしても、シートの下など隅々まで行き届いてしまっていますので、シートをちょっと綺麗にしたぐらいでは隠せないです。匂いに関しては、ちょっと芳香剤を置いたぐらいではごまかせないです。
いくらぐらい査定ダウンするのか？
具体的にいくらというのはありませんが、車の評価のうち、内装評価というのがあるのですが、ペット毛、ペット臭があれば確実にCかDにはなります。単純に、中古車市場に出た時に、商品としてどのぐらいお金がかかるのかを考えると、ペット毛を掃除するコスト分は最低でもダウンしますが、そこにペットによるひっかき傷、おしっこの染みがシートに付いていたり、様々なコストがかかります。
ダウン金額については、車の年式、状態にもよります。例えば1年落ち、2年落ちの新しい車ですと、当然ベースとなる査定額自体が高額のため、査定ダウン額も大幅にダウンします。10年経っていてそもそも5万、10万の査定額でしたら、大きくは変わらないでしょう。ただ、場合によってはもう値段付けれなくて廃車、解体となる事はあります。
査定時におけるペット毛、ペット臭対策は？
頑張り次第で何とかカバーは出来ます。シートの染みや、内装のひっかき傷などは難しいですが、単純に毛を掃除機で綺麗にすれば、多少ごまかせます。もちろん手間暇かけて完全に毛をなくせば、ペット毛自体がバレナイ可能性もありますね。シートの下、天井、もう隅々まで綺麗にできるのであれば是非お試し下さい。
ペット臭に関しては、強い芳香剤で多少ごまかせるとは思います。査定に出す1週間ぐらい前から、車の窓を開け、風通しの良い状態にしつつ、夜は芳香剤をスプレーでシュッシュして匂いをごまかしていきます。匂い消しというのも市販されてますが、経験からは消すよりも芳香剤でごまかす方が効果的です。実際強いにおいは消えませんのでね。
ちなみにタバコ臭、これも査定に影響あります。最近ではアイコス臭の強い車もたまに査定する事がありますね。
